MINAMINO-BLOG

ふつう という幻想

202507 PCを扱う女性

ブログ更新、大変期間が空きました。
Instagramで月2回程度…
事業所の近況報告を行うのみでございました💦

新規事業所『みなみの療育室 EGAWA』が令和7年4月より開設し、
新しい子ども、新しい職員、不慣れな環境ながらも駆け足に月日が過ぎていきます。

さて、もうすぐ夏休みですね。
株式会社センテンスでは今期初めて、学生さん向けにボランティアとアルバイトの募集を始めてみました。

新入社員も令和7年7月時点で5名の採用を行いました。
障害福祉の領域を体験されたことのない社員とも関わる機会を得て、
『ふつう』という概念についてしばしば考えさせられます。

『お客様は神様です』
というフレーズを聞いたことはあるでしょうか?

CHAT GPTによれば

誤用とのこと。
それもそのはず、我々は福祉業ですが、福祉のなかでもサービス業に近い業態です。
対価に対するサービス(子どもの支援・保護者の支援など)を提供する事に対して対価を得て生計を立てています。

対価とサービスのバランスはとても難しく、
マイクロマネジメントに繋がると職務環境の悪化を招きますし
カスタマーハラスメントなる言葉も現在では横行しているほどサービス提供側の立場が脆弱なものになることも避けなければなりません。

お客様は神様ではありません。
人対人のヒューマンサービスであるべきです。

日本の就労環境は著しくわるい。
試しに国民幸福度の高い国々と祖国を比べてみましょう。

🌍 比較対象国(幸福度ランキング上位常連)

🇳🇱 オランダ

🇫🇮 フィンランド

🇸🇪 スウェーデン

🇳🇴 ノルウェー

🇩🇰 デンマーク

国名顧客対応の特徴
🇯🇵 日本「お客様は神様」文化が根強い。過剰なサービス、顧客が上位
🇫🇮 フィンランド顧客とサービス提供者は対等。過度なサービスはしない
🇸🇪 スウェーデン店員も顧客もリラックスした関係。無理な要求は拒否できる
🇩🇰 デンマーク丁寧だがドライ。対等な人間関係が前提
🇳🇱 オランダフレンドリーだが自己主張も強く、顧客でも横暴なら断られる
国名平均労働時間(週)特徴
🇯🇵 日本約39〜42時間残業が常態化。特に正社員はサービス残業も多い傾向
🇫🇮 フィンランド約36時間効率重視。定時退社が基本
🇸🇪 スウェーデン約36時間「6時間勤務」を試す企業もあり
🇩🇰 デンマーク約33〜35時間週労働時間が短くても高生産性
🇳🇱 オランダ約30時間(パート含む)自発的な短時間勤務が多く、仕事と生活の両立を重視

👉 日本:顧客>労働者という上下関係が顕著
👉 北欧:顧客=労働者、双方が尊重される関係性
👉 幸福度の高い国ほど、「よく休む」「遠慮せず休む」が社会的に認められている。

💡結論:

労働者の人間性と尊厳を守る仕組み(短時間労働、十分な休暇、対等な顧客関係)が、幸福度の高い国には共通して存在しています。


うーん、日本はまだまだです。
我々の業種でいえば、
『できる限りの日数を開所する』
『どんな些細な事でも対応する』
『クレームがあれば社員に謝罪させる』
といったところでしょうか?

私は、こどもの幸福度向上に加えて社員の幸福度も向上も目指しています。

令和の日本にどの程度適応できるか分かりませんが
療育の質向上とおなじくらいみなみの療育室が重視しているカテゴリーでもあります。

まずは、自分たちが抱いている『ふつう』の概念に疑問を抱くことが重要です。

ところ変われば文化が変わる。
文化が違えば普通も変わるのです。

良い意味で、日本人を辞する必要があるのかもしれません。

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