こんにちは。
作業療法士の城戸です。
みなみの療育室は、ようやく開業後四半期を過ぎたところです。
保護者様や学校の先生、利用してくれるお友達に
「みなみの」さんというワードが随分定着しつつあるな、と思います。
しかし…
実は、「みなみ」の療育室なのです。じつは…
南長崎地域の、療育支援を支える事業所を目指して、「みなみ」の、療育室を名乗っております。(笑)
ただ、最近は我々も「みなみの」が浸透してきているので、もはやどちらでもいいか~と。
そういう小話でした。
さて、本題ですが
今日は作業療法について、少し私論を交えながらお話出来たらと思います。
放課後等デイサービス、児童発達支援は言うまでもなく小児の領域ですが
作業療法士は病院で成人の身体のリハビリテーションを行います。
精神科でこころのリハビリテーションも行います。
他にも高齢者福祉の現場や教育現場まで様々な分野に職域を持つセラピストです。
みなみの療育室では、子どもにまつわる理論と同等に、こころにまつわる理論も重要視しています。
そのうちのひとつに「自己の治療的応用」という概念があります。
支援者それぞれ、人格も様々で
長所も短所も持ち合わせているのは当然の事です。
我々セラピストは、自分自身の特性や存在を、治療(みなみでは、療育)のひとつのツールとして用います。
趣味や、表情、行動や言葉、一つ一つが対象者の支援に有益であれば
それを現場の支援に投入し、活用するのです。
時には、そばにいるだけの存在として
時には、ともに遊ぶ友人として
「おとな」「先生」になるべき時もあります。
自分の特性を理解し、コントロールする事が、
自分を適切な道具として用いる為の第一歩。
我々職員も、日々、試行錯誤を繰り返しながら
こどもたちと共に学びを深めていっています。
まだまだ、発展途上のみなみ の療育室。
今後の支援にご期待下さい。