お久しぶりです。
OTの城戸です。
みなみの療育室は、営業をはじめてから1年と3か月が経とうとしています。
まだまだ経験値の足りない私たちですが、その分たくさんの学びを得る事が出来たと思います。
日々、駆け抜けるように過ぎてゆき、あっというまに今日にいたりますが
気づけば子供たちの笑顔があふれる事業所になっていました。
頭を悩ませながら、環境やかかわり方を模索して支援にあたった期間は、間違ってなかったなぁと
ここで一息、胸をなでおろす気持ちになれます。
私たち発達支援の職員は、子供の育ちと同じぐらいインクルージョンの思想をとても大切に考えています。
子供一人ひとりの違いを肌で感じ、違いを認め、共生できるようにサポートする。
言葉にあらわすだけならば簡単ですが、それを体現しようとしている私たちは
社会の作った常識の枠の中で人生を過ごしてきた人ばかりです。
脳に、心に、深く染みついたモラルやイデオロギーは、強く支援者の心を拘束する。
現場に出ると痛感します。
「常識」「普通」という概念が、発達支援の領域ではフラットな支援を阻害します。
破天荒な事・非常識であることを積極的に促すつもりはありませんが
思考を排して 常識だから・みんなが〇〇だから、という視線で支援を行っていると
必ずどこかで支援と特性のミスマッチが生じます。
社会を生きてきた大人が子供を全人的に導く・という事は本当に難しいですね。
今年度も、一歩引いた視点で支援に当たれる職員の育成に尽力したいと思います。